角質層のバリア機能やその構造とは?

日々の生活で手を洗ったりお風呂に入ったりしていますが、水が体にしみ込んでくることはありませんよね。

それは肌の一番表面にある角質層が皮膚に触れる全てのものから体を守り、また水分が外に蒸発しないように働いているからなのです。

当たり前だと思っているかもしれませんが、この角質層がなければ私たち人間は生きていけません。

今回は、それほど重要な役割を担っている角質層について、詳しくまとめてみました。肌ケアの参考にして頂けると幸いです。

角質層とは?

女性の肌とターンオーバー

角質層とは肌の表面の層のことを指し、厚さはなんと0.02mmとサランラップ程の薄い膜のことで、約10〜20層の「角層細胞」と「角質細胞間脂質」とで構成されています。

簡角層細胞=レンガ、角質細胞間脂質=セメントで、積み上げられたレンガの隙間を埋めるためにセメントが使用されているとイメージすると分かりやすいかと思います。

その角質細胞の中には、ケラチンという繊維状のタンパク質が詰まっており、ケラチンは水を含むと柔らかくなる性質をもっています。

健康な角質層には約20%の水分が含まれており、それが肌の潤いと柔らかさの源なのです。

肌を守るバリア機能

角質細胞間脂質は、約50%がセラミド約30%がコレステロール約20%が脂肪酸でできています。

このセメントの役割を角質細胞間脂質が担っており、細胞間の水分を逃さないように働いてくれているのです。正常に機能していればどんなに湿度が低くても肌が乾燥することはありません。

また、外部からの紫外線細菌なども入って来ることはできないのです。

これが角質層のバリア機能なのです。

しかし、正常に機能していないと水分が蒸発しバリア機能が低下するため、乾燥肌や敏感になってしまいます。

よく保湿にはセラミドが重要と言われていますが、肌の水分を守る大事な役割を担っているからなのですね。

ターンオーバの終点

また、角質層はターンオーバーの終点場所であり、役目を終えた細胞が剥がれ落ちいる前の状態です。なので、死んだ細胞などと言われているのですが、先程も紹介したように私たちは角質層がなければ生きていくことができません。

角質層が消えてしまうと体の水分が蒸発し24時間以内に人間は死んでしまうそうです。

それくらい重要な役割を担っているということを覚えておいて下さいね。

角質層はどの様に生まれるのか?

肌断面図とターンオーバ

角質層は表皮の中の一番外側に位置する部分です。

私たちの肌は大きく3つの層に分かれており外側から『表皮真皮皮下組織』となっています

その中の表皮を細かく分けると4つの層から構成されており外側から『角質層顆粒層有棘層基底層』となっています。

この表皮は美肌には一番重要と言っても過言ではないターンオーバーが行われる場所で、先程もご紹介しましたがそのゴールが角質層になります。

ターンオーバーの流れは以下のようになります。

  • 基底層…新しい細胞を作り出す役割があり、ターンオーバーのスタート地点です。
  • 有棘層…有棘層は4つの層の中で一番分厚く、免疫機能に関わる細胞が集まっており、皮膚に栄養を与えたり老廃物の交換などを行なっている層になります。
  • 顆粒層…角質層とともに肌を守る役割があり、ガラス上の粒(ケラトヒラリン顆粒)で紫外線を屈折させている。
  • 角質層…基底層から生まれた細胞が時間をかけて徐々に上がってきた最後の層が角質層になります。

角質細胞はこの様に作られており、役目を終えて垢として肌から剥がれ落ちるのです。

角質層が乱れる原因

鏡で肌を確認する女性

角質層が正常に働いていれば、湿度が低くても肌の乾燥に悩むこともなく、少し紫外線を浴びたくらいで、シミの心配もしなくて大丈夫なのですが…実は凄くデリケートで、外部からの刺激や体調などによっても左右されてしまいます。

体調やホルモンバランスが崩れると、表皮のターンオーバーが乱れるので、急に肌の乾燥が酷くなったり、肌荒れが起こったりしてしまいます。

その状態が悪化すると乾燥肌や敏感肌になってしまい肌トラブルで悩まされる肌になるのです。

原因はいくつもあるのですが、特に注意したいのが以下の3つです。

  • 間違ったスキンケア
  • 保湿不足
  • 生活習慣の偏り

間違ったスキンケア

クレンジングや洗顔方法を間違ってしまうと、肌の環境は悪化し肌トラブルに見舞われてしまいます。

ゴシゴシ洗はNG…肌を刺激し潤いや皮脂を過剰に洗い落とす可能性があります。

洗浄力の強すぎるクレンジン料は長時間使用しない…洗浄力が強すぎるので必要な皮脂や潤いを洗い流してしまします。

適度な温度での洗顔…32〜35℃人の体温と同じくらいの温度ですすぎ洗いを行うと、皮脂が過剰に洗い流される心配がありません。

保湿不足

保湿をしっかり行っていないと乾燥肌や敏感肌になってしまい、肌のバリア機能は低下してしまいます。

そうなると、紫外線やウイルスなどから肌を守れなくなってくるので、肌は皮脂を過剰分泌します。そうするとニキビやその他の肌荒れが引き起こされるので肌環境はより悪化してしまいます…

なので、必ず洗顔のあとは肌の保湿を徹底して下さい。

生活習慣の偏り

食生活や睡眠時間などに偏りが出てくると、肌の状態も徐々に悪くなっていきます。

毎日コンビニ弁当や野菜を摂取しない生活を送ると…肌が荒れるのは当然ですよね。
また、睡眠時間が2〜3時間だと…肌は荒れてしまいますよね。

肉や野菜をバランス良く摂取し、睡眠時間も7〜8時間は確保するのが理想です。
ストレスも溜め込みすぎると肌の乱れの原因になるので、趣味やスポーツなどで適度に発散して下さい。

まとめ

いかがでしたか?

角質層は肌のバリア機能というを重要な役割を担っていますが、凄くデリケートです。
肌をきれいに保つためには、角質層を正常な状態に保つ必要がありますので、この機会にご自身のスキンケアや生活習慣などを見直してみてみるのも良いかもしれません!

 

 

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